都道府県別ゴルフ場数（体育・スポーツ施設現況調査）

文部科学省の体育・スポーツ施設現況調査よりゴルフ場数の都道府県別ランキング。ここでは公営と民営の「ゴルフ場」の合計を比較している。定義は以下の通り。

ゴルフ場:9ホール以上あり、競技を行えるもの

計上しているのは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」で、学校の施設や企業職員の福利・厚生用の施設は含んでいない。

全国のゴルフ場数(体育・スポーツ施設現況調査)は2,343ヶ所で、人口10万人あたり1.84ヶ所。ゴルフ場数が最も多いのは栃木県で人口10万人あたり7.75ヶ所(偏差値91.1)。2位は山梨県で5.03ヶ所。3位以下は北海道(4.53ヶ所)、岐阜県(4.53ヶ所)、茨城県(4.08ヶ所)の順。一方、最もゴルフ場数が少ないのは東京都で人口10万人あたり0.16ヶ所(偏差値33.9)。これに大阪府(0.51ヶ所)、愛知県(0.56ヶ所)、神奈川県(0.68ヶ所)、京都府(1.00ヶ所)と続いている。

分布地図を見ると東京周辺や愛知周辺など大都市近郊県にゴルフ場が多い。都会の人向けのゴルフ場が近郊に林立しているようだ。

相関ランキングではゴルフ場数(経済センサス‐基礎調査)と正の相関が高い。こちらはゴルフ場をちがう手法で集計したものだ。

この他、自動車保有台数と正の相関があり、人口集中度と負の相関があることから、人口がまばらな車社会である地方にゴルフ場が多い。ゴルフ場には広い面積が必要なためだろう。