都道府県別ボウリング場数

文部科学省の体育・スポーツ施設現況調査よりボウリング場数の都道府県別ランキング。ここでは公営と民営の「ボウリング場」の合計を比較している。定義は以下の通り。

ボウリング場:12レーン以上の規模を有するもの。

計上しているのは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」で、学校の施設や企業職員の福利・厚生用の施設は含んでいない。

全国のボウリング場数は380ヶ所で、人口10万人あたり0.30ヶ所。ボウリング場数が最も多いのは沖縄県で人口10万人あたり0.70ヶ所(偏差値72.2)。2位は青森県で0.69ヶ所。3位以下は香川県(0.61ヶ所)、富山県(0.56ヶ所)、山形県(0.53ヶ所)の順。一方、最もボウリング場数が少ないのは三重県で人口10万人あたり0.06ヶ所(偏差値30.1)。これに鹿児島県(0.12ヶ所)、福井県(0.13ヶ所)、宮城県(0.13ヶ所)、滋賀県(0.14ヶ所)と続いている。

分布地図を見るとボウリング場は都市部で少なく地方で多い。

相関ランキングでも農業就業人口と正の相関があり、サラリーマン年収と負の相関があることから、農業就業人口が多くてサラリーマンの年収が低い地方でボウリング場が多い。

地方在住者として見ると、地方にあるボウリング場はボウリングブームの時に建てられた古いものが多い。ボウリングブームで全国各地に建てられた後、都会では土地の有効利用のために他の業種に立て替えられたが、地方ではそのままになっていると考えた方がよさそうだ。

一方、25歳以上ボウリング人口とは相関はなく、ボウリング人口とボウリング場数の間には関連は見られない。