1948年以降の学校数の推移は以下のようになっている。
第一次ベビーブームで生まれた子供達が小学校に入る1950年代に小学校数がピークを迎えている。その後、学校数は減少し、第二次ベビーブーム世代が入学する80年代にもうひとつのピークがあり、以降は学校数が減り続けている。
最も減少率が大きいのは青森県で19.11%。2003年に本校・分校あわせて429校あったのが347校に減っている。2位は鳥取県で18.33%。鳥取は180校が147校になっている。以下、秋田県、高知県、奈良県となっている。
逆に減少率が最も小さいのは愛知県で0.81%。991校が983校にわずかに減っているだけだ。2位以下は埼玉県、滋賀県、千葉県、大阪府と続いていて、都市部やその周辺部で減少率が低い。
分布地図を見ると、東北や北海道、北陸、山陰など地方で減少率が大きい。地方で少子化が進んでいるためと思われる。
相関ランキングでは
面積、
高齢者数と正の相関があり、
人口密度や
子供の数と負の相関がある。面積が広くて人口密度が低く、高齢者が多くて子供が少ないところほど減少率が大きいことを意味しており、やはり少子化が進む地方で小学校が減少していると言える。