宿題実行率の全国平均は89.3%で、
小学生宿題実行率の96.8%よりも低く、中学生の方が小学生よりも宿題をやらないと言える。最も高いのは秋田県で94.9%。2位以下は福井県、鹿児島県、宮崎県、愛知県、静岡県と続いている。一方、実行率が最も低いのは奈良県で84.2%。この他、沖縄県、和歌山県、神奈川県、千葉県などが低い。
分布図を見ると関西と関東で宿題実行率が低く、地方で高い。
相関ランキングでも
通勤時間と負の相関があり、通勤時間が短い地方で宿題実行率が高い。
一方、
小学生宿題実行率とは相関がないのが興味深い。子どもの生活習慣は同じ都道府県の小学生と中学生で似ていることが多いが、宿題実行率は異なっており、何らかの事情があると思われる。
中学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(宿題実行率が高いところは以下の率が高い)
中学生学校外学習率中学生朝食摂取率中学生早寝早起き率中学生読書率負の相関が高いもの
(宿題実行率が高いところは以下の率が低い)
中学生長時間ネット利用率中学生長時間ゲームプレイ率中学生長時間テレビ視聴率中学生携帯電話・スマートフォン所有率となっていて、生活習慣が悪いところで宿題実行率が低い。また、
全国学力テスト中学生正答率と正の相関があり、宿題実行率が高いところは学力テストの成績が良い。