女性比率=「高卒就職者に占める女性の比率(%)」÷「卒業生に占める女性比率(%)」
となる。数値が1だと卒業生の女性比率と同じ。1より大きいと女性の割合が高く、1より低いと女性の割合が低いという意味になる。
高卒就職者に占める女性比率の全国平均は0.807倍。全都道府県で1を下回っており、高卒で就職するのは女性よりも男性が多い。女性比率が最も高いのは埼玉県で0.946倍(偏差値77.5)。2位は千葉県で0.895倍。3位以下は宮城県(0.880倍)、北海道(0.871倍)、神奈川県(0.862倍)の順。一方、最も女性比率が低いのは高知県で0.630倍(偏差値21.5)。これに徳島県(0.684倍)、富山県(0.711倍)、岡山県(0.714倍)、島根県(0.720倍)と続いている。
分布地図を見ると東日本で女性の比率が高くなっている。
相関ランキングを見ると、
大学進学者に占める女性比率と負の相関があり、女性の高卒就職者の比率が高いところは女性の大学進学者の比率が低くなっている。
看護師数とも負の相関があり、女性の高卒就職者の比率が高いところは看護師が少ない。看護師になるためには高校卒業後に進学する必要があるため、就職率と負の相関となっているのだろう。