中学生自己肯定率の全国平均は70.7%。
小学生自己肯定率の77.9%よりも低く中学生の方が自己肯定率が低い。
自己肯定率が最も高いのは秋田県で79.8%(偏差値78.2)。2位は福井県で76.6%。3位以下は広島県(75.6%)、山梨県(75.5%)、山形県(74.9%)の順。一方、最も自己肯定率が低いのは香川県で65.6%(偏差値30.1)。これに大阪府(65.6%)、奈良県(66.7%)、沖縄県(67.0%)、千葉県(68.0%)と続いている。
分布地図を見ると地方や日本海側で自己肯定率が高い。
相関ランキングではセンター試験浪人率と負の相関があり、自己肯定感が低いところで浪人が多い。また、
離婚件数や
性犯罪認知件数、
不登校中学生数と負の相関があり、離婚や性犯罪が多いところで自己肯定感が低く、そういうところは不登校の中学生が多い。不安定な環境が子供の心理に影響を与えている可能性がありそうだ。
中学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(自己肯定率が高いところは以下の率が高い)
中学生校則遵守率中学生チャレンジ精神率中学生学校快適率中学生朝食摂取率中学生新聞購読率中学生家庭内会話率負の相関が高いもの
(自己肯定率が高いところは以下の率が低い)
中学生長時間ネット利用率中学生携帯電話・スマートフォン所有率中学生長時間テレビ視聴率となっていて、全般に生活習慣が良いとされるところで自己肯定率が高い。
全国学力テスト中学生正答率とも正の相関があり、自己肯定率が高いところは学力テストの正答率が高い。