最も体力合計点が高いのは福井県で52.12ポイント。2位は秋田県で51.43ポイント。この両県は
全国学力テストでも上位2県に入っており、学力、体力ともに全国のトップクラスとなっている。
福井県では体力の高さを以下のように分析している
中日新聞:全国体力テスト、福井が1位独占 「計画的指導の成果」16日に発表された小学5年と中学2年が対象の第3回全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)で、都道府県別で各学年男女ともに1位を独占した福井県。全国学力テストでも毎年上位に入る常連だけに、広部正紘県教育長は「学力、体力ともに高いレベルにあることが改めて実証された」と喜ぶ。
(中略)
広部教育長は「50年近く続ける県独自の体力テストで、一人一人の運動能力を的確に把握し、計画的に指導してきた成果」と好成績の要因を強調。「授業前や休み時間の全校体育や、地域スポーツへの積極参加など、学校と家庭、地域で環境が整っている」と分析する。今後は他種目よりやや弱い握力や運動欲求度を課題とし、指導していく方針だ。
ただし、この全校体育に対しては
読売新聞 若越余話:休み時間は体育の時間?県内の多くの小学校では、子どもたちが休み時間や授業開始前の空き時間を使って、縄跳びや持久走などの体力作りに励んでいます。学校ごとに「弱点」を補強する独自のプログラムに沿って。しかし、先日取材で訪れた小学校で、ある男の子から「本当は、休み時間は別のことをやりたいけど、先生が言うから仕方なくて……」という声を聞きました。
これまでの学校関係者らへの取材では、授業以外の体力作りや学力アップの補習など「4冠」達成の原動力となった数々の取り組みに、疲れ果てている子どもたちが少なからずいることを見聞きします。
学力、体力の涵養(かんよう)は大切で、努力するのもしかるべきでしょう。しかし、目標達成の取り組みが、子どもたちの自由な発想と行動を阻んでいるかもしれないという、危険性にも目を凝らしてほしいと願わずにいられません。
という批判的な意見もある。県も運動欲求度の低さを認めていることから、本人の希望に関係なく強制的に運動させられている面もありそうだ。
一方、最下位は大阪府で45.40ポイント。大阪府や北海道などは学力テストと体力テストの双方で順位が低い。
相関ランキングを見ても
全国学力テストとの正の相関があり、小中学生の学力と体力には相関関係がある。
また
持ち家率や
共働き率と正の相関があり、
核家族率と負の相関があるのも学力テストと同じで、大家族が広い家に住み、母親が働きにでているような典型的農村型社会で体力が高いと言えそうだ。
それに対しての年代別も出してほしい
平均が下がったのは運動をしない子が増えたから・・・
それに対しての問題点、改善点は誰でも予想がつく
それより最高レベルの変化を出し
なぜ上がったのか、下がったのかを知りたい