家の人(兄弟姉妹は含みません。)と学校での出来事について話をしますか。
1 している
2 どちらかといえば、している
3 あまりしていない
4 全くしていない
という質問に「している」「どちらかといえば、している」と答えた中学3年生の割合を比較している。なお、ここでは便宜上「家庭内会話率」としているが、学校のことは話さないが会話があるケースも考えられる。また、このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれていない。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意願いたい。
中学生の家庭内会話率の全国平均は73.7%で、
小学生家庭内会話率の79.5%よりも高く、中学生の方が小学生よりも家庭内会話率が低い。反抗期などを考えれば納得できる結果だ。
家庭内会話率が最も高いのは秋田県で78.4%。2位以下は宮崎県、山形県、長崎県、山口県と続いている。一方、家庭内会話率が低いのは沖縄県で68.2%。この他、高知県、徳島県、神奈川県、岐阜県などで家庭内会話率が低い。
相関ランキングでは相関係数が高いランキングが少なく、地域性や要因を見つけ出すことが難しい。
中学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(家庭内会話率が高いところは以下の率が高い)
中学生朝食摂取率中学生学校快適率中学生宿題実行率中学生自己肯定率中学生校則遵守率中学生地域行事参加率負の相関が高いもの
(家庭内会話率が高いところは以下の率が低い)
中学生長時間ネット利用率中学生携帯電話・スマートフォン所有率となっていて、生活習慣が良いところで家庭内会話率が高い。また、
全国学力テスト中学生正答率とも正の相関があり、家庭内会話率が高いところは学力テストの正答率も高い。