女性比率=「四年制大学進学者に占める女性の比率(%)」÷「卒業生に占める女性比率(%)」
となる。数値が1だと卒業生の女性比率と同じ。1より大きいと女性の割合が高く、1より低いと女性の割合が低いという意味になる。
四年制大学進学者に占める女性比率の全国平均は0.967倍で全国的に見ると女性の割合が低い。女性比率が最も高いのは徳島県で1.053倍(偏差値78.0)。2位は東京都で1.033倍。3位以下は鳥取県(1.026倍)、高知県(1.022倍)、山口県(1.003倍)の順。一方、最も女性比率が低いのは北海道で0.890倍(偏差値28.8)。これに大分県(0.894倍)、鹿児島県(0.910倍)、新潟県(0.911倍)、山梨県(0.922倍)と続いている。
分布地図を見ると西日本で女性の四大進学率が高くなっている。
相関ランキングを見ると、
女性医師数と正の相関があり、四年制大学進学者に占める女性の比率が高いところは女性医師が多い。医学部を含めて多くの女性が高等教育を受けることで女性の医師が多くなると思われる。
一方、
短大進学率:女子と負の相関があり、四年制大学進学者に占める女性の比率が高いところは女性の短大進学率が低い。女性の進学にあたっては四年制大学と短大が補完関係になっているようだ。