国公立大学生比率の全国平均は26.52%で、大学生の1/4が国公立大学生ということになる。裏を返せば大学生の3/4が私立大学生だ。
国公立大学生比率が最も高いのは鳥取県、島根県、高知県の100%で、これら3県には私立大学が存在しない。4位以下は富山県、秋田県となっていて、地方が上位を占めている。一方、国公立大学生比率が最も低いのは埼玉県で8.68%。神奈川県、東京都、千葉県と続いており、首都圏で国公立大学生比率が低い。
分布図を見ると、三大都市圏を筆頭に都市部で比率が低く、地方で高い。
相関ランキングでも
人口集中度と負の相関が高く、人口がまばらな地方で国公立大学生比率が高い。
他にも
地方公務員数や
高齢者数(高齢化率)など都会・地方対立型ランキングとの相関が高く、都会と地方を識別する典型的なランキングと言えそうだ。
大学関係のランキングとの相関は以下の通り
正の相関
国公立大学生比率が高いとこれらの値が高い
仕送り額負の相関
国公立大学生比率が高いとこれらの値が低い
四年制大学進学率大学進学率大学生数これらのことから、地方には私立大学が少ないために大学の定員が少なく大学進学率が低い。大学に行く場合も地元を離れて都会の大学に行くことが多いため、仕送りが多いと言えそうだ。