都道府県別スマートフォン普及率

総務省の通信利用動向調査からスマートフォン普及率の都道府県別ランキング。通信利用動向調査は全国から4万世帯あまりを抽出して情報通信の利用動向を調査しているもので毎年実施されている。ここでは同統計の「世帯構成員」をベースに、世帯普及率ではなく個人普及率を比較している。なお、年による変動をさけるため2018年と2017年の平均を比較している。

スマートフォン普及率の全国平均は62.80%で国民の6割がスマホを持っていることになる。

年代別に見てみると

となっており、年代が若いほどスマホ普及率が高い。

男女を比較すると

となっていて男性の方がスマホ普及率が高い。

普及率が最も高いのは東京都で71.90%(偏差値75.8)。2位は神奈川県で68.80%。3位以下は埼玉県(67.90%)、大阪府(66.45%)、千葉県(65.90%)の順。一方、最も普及率が低いのは秋田県で49.90%(偏差値31.0)。これに青森県(50.60%)、山形県(52.65%)、岩手県(53.25%)、福島県(53.55%)と続いている。

分布図を見ると三大都市圏を筆頭に都市部で普及率が高い。

相関ランキングでも通勤時間や家賃と正の相関が高く、通勤時間が長く家賃が高い都市部で普及率が高いことを裏付けている。

農業就業人口と負の相関があり、総人口増減率と正の相関があることから、農業就業人口が多く人口が減っている地方でスマホの普及率が低く、スマートフォン普及率が典型的な都市地方対立型の分布となっている。

スマホはもやは嗜好品ではなくインフラのひとつとなっているようだ。