都道府県別脳梗塞死亡者数

人口動態調査から脳梗塞死亡者数の都道府県別ランキング。日本人の三大死因のひとつが脳疾患で、その中でも最も多いのが脳梗塞である。ここでは死亡者数を人口で割って比較している。なお、都道府県の年齢構成の違いによる年齢調整は行っていない。

wikipedia「脳梗塞」

脳を栄養する動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる事をいう。また、それによる諸症状も脳梗塞と呼ばれる事がある。なかでも、症状が激烈で(片麻痺、意識障害、失語など)突然に発症したものは、他の原因によるものも含め、一般に脳卒中と呼ばれる。それに対して、緩徐に進行して認知症(脳血管性認知症)などの形をとるものもある。

全国の脳梗塞死亡者数は62,277人で、人口10万人あたり49.06人。死亡者数が最も多いのは秋田県で人口10万人あたり93.76人(偏差値72.3)。2位は山形県で91.73人。3位以下は岩手県(86.36人)、島根県(81.16人)、新潟県(78.04人)の順。一方、最も死亡者数が少ないのは沖縄県で人口10万人あたり30.99人(偏差値32.1)。これに東京都(33.90人)、愛知県(34.69人)、滋賀県(35.24人)、神奈川県(35.55人)と続いている。

脳梗塞の因子として高血圧、糖尿病、肥満、喫煙などがあげられており、これらとの相関を見ると、高血圧患者数、食塩消費量、しょう油消費量と正の相関がある。これは、高血圧患者が多く塩分摂取量が多いところで脳梗塞が多いことを意味している。塩分の過剰摂取は高血圧の原因であることから、高血圧と脳梗塞との間につながりがあることがデータからも分かる。

男女別のデータはこちら
脳梗塞死亡者数:男性
脳梗塞死亡者数:女性