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都道府県別熱中症死亡者数

公開日:2011-6-29 | 最終更新日:2017-12-17
カテゴリ: 健康・病気
都道府県別熱中症死亡者数 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
厚生労働省の人口動態統計より熱中症死亡者数。同統計に上げられている死因のうち、「X30 自然の過度の高温への曝露」が理由で死亡した人数を比較している。年による誤差も考えられるので2014年〜2016年の平均値を使っている。搬送者数については熱中症救急搬送者数参照。消防庁でも熱中症死亡者数の統計を出しているが、消防庁の死亡者は搬送時に死亡していた人数となっている。人口動態調査は死因の分類なので、搬送後になくなった方の含まれており、より実情に近いと思われる。

1年間の熱中症死亡者数は706.0人で、人口100万人あたり5.56人。これは凍死者数の1,095.3人を下回っている。

死亡者数が最も多いのは富山県で人口100万人あたり13.48人(偏差値79.9)。2位は鹿児島県で13.01人。3位以下は高知県(10.68人)、秋田県(10.20人)、沖縄県(9.24人)の順。一方、最も死亡者数が少ないのは北海道で人口100万人あたり2.19人(偏差値34.3)。これに福岡県(2.68人)、島根県(2.90人)、熊本県(3.21人)、埼玉県(3.39人)と続いており、暖かい地方でも死亡者が少ないところがある。

分布地図を見ると日本海側や東北で死亡者数が多いという傾向はあるものの、死亡者数が多いところと少ないところが散在しており、気候的な影響よりもエアコンを積極的に利用するかどうかのような社会的な要因が大きそうだ。

相関ランキングでは年間猛暑日数年間真夏日数との相関がない。また、厚労省の資料によると、全死亡者数の多くを65歳以上が占めているが、高齢者数との相関はなく、高齢者が多い地域で死亡者が多いというわけでもないようだ。
データ出典  人口動態統計 2016

都道府県別熱中症死亡者数

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順位都道府県死亡者数偏差値
 総 数 人口100万人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1富山県14.3人13.478人79.87
2鹿児島県21.3人13.012人77.99
3高知県7.7人10.680人68.58
4秋田県10.3人10.198人66.64
5沖縄県13.3人9.243人62.78
6香川県8.7人8.951人61.60
7大阪府78.3人8.864人61.25
8兵庫県47.7人8.641人60.35
9和歌山県7.7人8.071人58.06
10愛媛県10.3人7.491人55.72
11新潟県16.7人7.305人54.97
12大分県8.3人7.155人54.36
13福島県13.3人6.996人53.72
14佐賀県5.7人6.884人53.27
15岡山県13.0人6.789人52.88
16静岡県25.0人6.779人52.84
17東京都89.7人6.584人52.06
18岩手県8.3人6.546人51.90
19鳥取県3.7人6.491人51.68
20徳島県4.7人6.267人50.78
21山口県8.7人6.241人50.67
22宮崎県6.7人6.113人50.16
23青森県7.3人5.646人48.27
24長崎県7.7人5.633人48.22
25福井県4.3人5.499人47.68
26三重県9.7人5.365人47.14
27山形県5.7人5.121人46.16
28滋賀県7.0人4.954人45.48
29長野県10.3人4.933人45.40
30茨城県14.3人4.923人45.36
31山梨県4.0人4.819人44.94
32群馬県9.3人4.728人44.57
33広島県13.0人4.582人43.98
34岐阜県9.0人4.451人43.45
35栃木県8.7人4.425人43.35
36石川県5.0人4.344人43.02
37奈良県5.7人4.204人42.46
38宮城県9.7人4.163人42.29
39千葉県23.7人3.801人40.83
40神奈川県34.3人3.751人40.63
41京都府9.3人3.570人39.90
42愛知県25.7人3.423人39.31
43埼玉県24.7人3.389人39.17
44熊本県5.7人3.213人38.46
45島根県2.0人2.899人37.19
46福岡県13.7人2.684人36.32
47北海道11.7人2.186人34.32
全国706.0人5.562人
単位人口:人口100万人あたり (2016)

他との相関 相関とは?

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100万あたり死亡者数の分布 (変動係数 0.4081)

分布図

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コメント

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FQO 2018/05/13
上位に来るところは監察医制度のないところばかりです。
異状死なのにきちんと検案・解剖が行われていないので、日本の死因統計を真に受けることはできません。
odomon 2016/07/06
「熱中症死亡者数」と「エアコン普及率」との相関係数は0.2751で、あまり相関はなさそうです。

ちなみに「熱中症救急搬送者数」と「エアコン普及率」との相関は0.5827で、こちらは正の相関がありました。
匿名 2016/07/05
というか「エアコン 普及率」でググるとここのランキング上位の地域ってエアコンも普及している地域ばっかりなんですけど
富山県民 2016/07/04
「気候的な影響よりもエアコンを積極的に利用するかどうかのような社会的な要因が大きそうだ」
いうならば、富山の人は「ケチ」であることを裏付けているような。
確かに夏場にフェーンが来るとへたな南国より暑くなりますがね。
g 2016/07/04
富山はフェーン現象かな
2017-12-17 | 健康・病気