都道府県別現役力士出身地

日本相撲協会の力士検索より現役力士出身地ランキング。

2023年5月場所での現役力士は632人で、うち日本人は603人。前回2018年の調査時の615人よりも12人減っている。なお、相撲協会の力士検索には番付外力士は含まれていない。

全国の現役力士出身地は603人で、人口10万人あたり0.48人。力士数が最も多いのは鹿児島県で人口10万人あたり1.47人(偏差値82.2)。東京奄美会によると、鹿児島県出身力士23人のうち12人が奄美出身。奄美群島の2020年の人口は10万4281人で、人口10万人あたり力士数11.5人は全国平均の24倍にあたる多さだ。奄美以外の鹿児島出身力士は11人で人口10万人あたり0.75人になり、奄美がなければ10位に後退することになる。

2位は高知県で1.33人。3位以下は熊本県(1.22人)、山梨県(1.00人)、富山県(0.89人)の順。一方、最も力士数が少ないのは滋賀県で人口10万人あたり0.14人(偏差値34.2)。これに京都府(0.20人)、佐賀県(0.25人)、広島県(0.29人)、神奈川県(0.30人)と続いている。

分布地図を見ると九州と東北に現役力士が多い。九州は上位13県に5県が入っており、特に力士が多い。

他との相関を見ると小学校数や中学校数と正の相関がある。小中学校は小集落が多い地域に多く、山や島が多く小集落がたくさんあるところに力士が多い。