国立がん研究センター:
75歳未満年齢調整死亡率2007年4月、国のがん対策を総合的かつ計画的に推進することを目的として、「がん対策基本法」が施行されました。2007年6月にはこの法律に基づいて、「がん対策推進基本計画」が策定され、全体目標の1つとして「がんによる死亡者の減少」が掲げられました。「75歳未満年齢調整死亡率」はその評価指標として用いられています。この指標が用いられたのは、年齢調整率を用いることで高齢化の影響を除去し、75歳以上の死亡を除くことで壮年期死亡の減少を高い精度で評価するという理由に基づいています。
胃がんの年齢調整死亡率の全国平均は10.97で、75歳未満10万人あたり10.97人が胃がんで亡くなっていることになる。
最も胃がん死亡者が多いのは秋田県で、人口10万人あたり15.27人。2位以下は鳥取県、和歌山県、青森県、山形県と続いている。一方、最も少ないのは沖縄県で6.17人。熊本県、長野県、鹿児島県、大分県などで死亡者が少ない。
分布地図を見ると東北の日本海側で死亡率が高い。相関ランキングでは
胃がん死亡率:男性との相関が非常に高い。男性の死亡率が16.2、女性の死亡率が6.1と男性が女性の2.7倍に達しており、男性の影響が大きいと言えそうだ。
食生活では
日本酒消費量や
魚介類消費量と正の相関があり、日本酒消費量や魚介類消費量が多いところに胃がんが多い。東北の日本海側で高い分布状況が似ているためと思われる。
男女別はこちら。
胃がん死亡率:男性胃がん死亡率:女性がん死亡率ランキング(死亡率が高い順)
肺がん死亡率胃がん死亡率乳がん死亡率大腸がん死亡率肝がん死亡率膵がん死亡率子宮がん死亡率卵巣がん死亡率食道がん死亡率胆のうがん死亡率白血病死亡率前立腺がん死亡率悪性リンパ腫死亡率膀胱がん死亡率がん死亡率:女性がん死亡率:男性