都道府県別喘息患者数

厚生労働省の患者調査から、喘息患者数の都道府県ランキング。

患者調査とは全国から抽出された医療機関で特定の1日に受診した患者について調べたもので、都道府県は患者の住所地。総患者数とは、特定の1日に入院していた人、受診した人、その日は受診しなかったが通院治療を受けていた人数の合計を推計したものとなっている。つまりある時点においてその病気にかかっている人数を推計したもので、1年間にその病気にかかったことがある人数ではないので注意願いたい。

全国の喘息患者数は1,117,000人で、人口1万人あたり88.16人。患者数が最も多いのは島根県で人口1万人あたり175.18人(偏差値83.4)。2位は長崎県で162.48人。3位以下は北海道(135.34人)、宮城県(116.23人)、山口県(115.69人)の順。一方、最も患者数が少ないのは京都府で人口1万人あたり38.48人(偏差値31.5)。1位の島根県は京都府の4.5倍の患者数となっており、地域による差が大きい。

分布地図を見ると九州・山陰、東海、北日本で喘息患者が多くなっている。一方、関西や北関東で患者数が少ない。

他との相関を見ると、相関係数が高いものがなく、他との関連は見られない。