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都道府県別エイズ患者数

公開日:2009-12-26 | 最終更新日:2009-12-26
カテゴリ: 健康・病気
都道府県別エイズ患者数 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
エイズ動向委員会報からエイズ患者数を比較した。患者数は昭和60年から2009年11月までの累積患者数。日本のHIV感染者数の21%、エイズ患者の20%を在日外国人が占めているが、外国人患者数の都道府県別集計が発表されていないため、ここでは日本人と外国人の合算となっている。

Wikipedia:ヒト免疫不全ウイルス
ヒト免疫不全ウイルス(ヒトめんえきふぜんウイルス、英: Human Immunodeficiency Virus, HIV)は、人の免疫細胞に感染し免疫細胞を破壊して、最終的には後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症させるウイルスである。俗に「エイズウイルス」と呼ばれることがあるが、正式な名称ではない(病原性の項目を参照)。
(中略)
HIV治療薬は適正な使用によりHIVの増殖を抑制し、患者の免疫機能を回復させ病勢の進行を遅らせるのに一定の効果があり、現在ではHIV感染症は長期にわたりコントロールできる疾患になりつつある。

このようにHIVが進行し、免疫細胞の現象により日和見感染症が発症した状態をエイズと呼ぶ。また、一時は死の病と言われていたが、治療薬の進歩により、長期にわたって生存できるようになっている。

人口10万人あたりエイズ患者数が最も多いのは東京都で11.5人。以下、茨城県(9.1人)、長野県(7.5人)、栃木県(7.1人)、千葉県(6.2人)、群馬県(5.0人)と続いている。東京とその周辺部が上位8県を占めており、関東にエイズ患者が多いことが分かる。関東は早い時期からHIV感染者数が多く、時間の経過とともにエイズが発症しているものと思われる。
データ出典  エイズ動向委員会報告 2009

都道府県別エイズ患者数

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順位都道府県患者数偏差値
 総 数 人口10万人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1東京都1,447人11.25人87.36
2茨城県271人9.16人78.03
3長野県163人7.55人70.86
4栃木県142人7.08人68.75
5千葉県380人6.19人64.78
6群馬県100人4.98人59.39
7神奈川県417人4.66人57.96
8山梨県39人4.50人57.22
9大阪府383人4.35人56.57
10沖縄県59人4.27人56.20
11愛知県286人3.86人54.35
12静岡県138人3.64人53.39
13三重県66人3.53人52.90
14埼玉県247人3.46人52.60
15和歌山県34人3.39人52.26
16岐阜県62人2.96人50.37
17京都府77人2.94人50.25
18奈良県40人2.86人49.90
19愛媛県34人2.37人47.71
20滋賀県32人2.28人47.31
21兵庫県123人2.20人46.97
22福岡県102人2.02人46.15
23香川県20人2.00人46.07
24福井県16人1.98人45.98
25宮城県46人1.97人45.93
26富山県21人1.92人45.70
27岡山県36人1.85人45.41
28北海道98人1.78人45.08
29新潟県42人1.77人45.02
30福島県36人1.77人45.01
31山形県20人1.70人44.71
32鹿児島県27人1.58人44.19
33岩手県21人1.57人44.13
33高知県12人1.57人44.13
35秋田県17人1.55人44.06
36熊本県28人1.54人44.03
37広島県42人1.47人43.68
38石川県17人1.46人43.65
39青森県20人1.45人43.61
40徳島県10人1.27人42.79
41長崎県18人1.26人42.75
42大分県13人1.09人41.99
43宮崎県11人0.97人41.47
44佐賀県6人0.70人40.28
45鳥取県4人0.68人40.15
46山口県9人0.62人39.90
47島根県3人0.42人39.00
全国5,232人4.10人
単位人口:人口10万人あたり (2009)

他との相関 相関とは?

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10万あたり患者数の分布 (変動係数 0.777)

分布図

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コメント

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HIVセルフ検査 2013/08/22
Hiv 感染患者についての偉大なリストです。これはあなたの研究か。それがある場合は、本当に素晴らしいです。どうもありがとうございます。
http://www.hivtest.jp/
odomon 2010/10/20
グラフを確認しました。

私が見たところ、東京とそれ以外で傾向が違うようです。東京以外のすべての地点では5年ほどのタイムラグでHIV感染者数とAIDS患者数が相関しているようですが、東京はHIV感染者数に比べてAIDS患者が少ないですね。

http://www.hiv-support.com/%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/%E3%80%8C%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%EF%BC%9F.html

を見ると東京は「いきなりエイズ」が少ないようです。
(いきなりエイズ:HIVに感染した人が、自分の感染に気が付かず、何も治療を受けずにどんどん免疫力が低下してしまい、エイズを発症して初めてHIV感染に気付くこと)

東京はHIV感染の”発覚率”が高いため、他地域に比べてHIV感染者に占めるAIDS発症者数が少ないようです。

さらに言えば、HIVやAIDSの分布状況を考えるには、「検査を受ける」という任意性があるHIV感染者数よりも、具体的な症状があるために受診機会があり、潜在化しにくいAIDS感染者数をもとにした方がよさそうです。

その方向で加筆修正したいと思います。
qwerty 2010/10/20
失礼しました.
昨日,「エイズ患者数 [ 2009年第一位 東京都 ]」についての質問を,「日本人HIV感染者数 [ 2008年第一位 東京都 ]」のコメント欄に書き込んでしまっていたことに,今気づきました.
コメントを削除されたという主張は,私の誤りです.申し訳ありませんでした.

さて,昨日の質問,
> > 関東は早い時期からHIV感染者数が多く、時間の経過とともにエイズが発症しているものと思われる。
> 主張が不明確です.
> 関東は早い時期からHIV感染者が多かったため,現在AIDS患者の数が多くなっているものと思われる,すなわち,現在のAIDS患者数と過去のHIV感染者数に相関があるのではないかという予想を述べているのでしょうか?
に対するご回答,
> qwertyさん
>
> その通りです。
ですが,[1]の図16-1・16-2に,HIV感染者・AIDS患者の報告地(ブロック)別年次推移が示されていますが,関東・甲信越および,東京都における推移のグラフにおいて,主張されるような相関が見て取れません.
たとえば,東京都ではAIDS患者の報告件数が2004年以降ほぼ横ばいになっていますが,HIV感染者の報告件数は1996年から2008年まで著しい増加を示しています.
過去のHIV感染者数とAIDS発症件数に相関があるのであれば,2004年以前にHIV感染者の報告件数が8年間程度横ばいになる期間の存在が予測されますが,実際にはそのような期間は見当たりません.
現在のAIDS患者数と過去のHIV感染者数に相関があると考える具体的根拠を示していただけませんか?

参考文献:
[1] 平成21(2009)年エイズ発生動向年報 発生動向の分析結果. 厚生労働省エイズ動向委員会. Mar. 27, 2010.
http://api-net.jfap.or.jp/status/2009/09nenpo/bunseki.pdf
qwerty 2010/10/20
> 関東は早い時期からHIV感染者数が多く、時間の経過とともにエイズが発症しているものと思われる。
昨日,このフレーズの主張の意味を問う質問を書き込みましたが,回答が得られず,また質問自体が削除されました.
この件についての質問に,何か不都合な点があるのですか?
2009-12-26 | 健康・病気