国立がん研究センターがん対策情報センターのがん情報サービスから、男性のがん死亡率の都道府県別ランキング。ここでは2010年から2012年の75歳未満年齢調整死亡率の平均値を比較している。年齢調整死亡率とは都道府県による年齢構成の違いを調整した死亡率のことで、人口10万人あたり死亡者数のことだ。
がんの年齢調整死亡率の全国平均は106.93。75歳未満10万人あたり106.93人の男性ががんで亡くなっていることになる。
最も男性のがん死亡者が多いのは青森県で、人口10万人あたり132.63人。2位以下は秋田県、和歌山県、鳥取県、北海道と続いている。北日本は
肺がん、
胃がん、
大腸がんが多く、和歌山県や鳥取県は
肺がん、
胃がん、
肝がんが多い。
一方、最も少ないのは長野県で84.43人。この他、滋賀県や福井県、熊本県、岐阜県などでがん死亡者が少ない。
分布地図を見ると北日本と西日本の一部の県で死亡率が高い。
相関ランキングでは
年齢調整死亡率(男性)と正の相関が高く、がん死亡率が高いところは総死亡率も高い。がんが死因の多くを占めるためと思われる。
また、
平均寿命:男性と負の相関が高く、がん死亡率が高いところは平均寿命が短い。がんを抑えることが寿命を延ばすと言えそうだ。
男性のがん死亡率ランキング(死亡率が高い順)
肺がん死亡率:男性胃がん死亡率:男性大腸がん死亡率:男性肝がん死亡率:男性膵がん死亡率:男性食道がん死亡率:男性胆のうがん死亡率:男性白血病死亡率:男性悪性リンパ腫死亡率:男性前立腺がん死亡率膀胱がん死亡率:男性がん死亡率:男性