国立がん研究センターがん対策情報センターのがん情報サービスから男性のがんのなかで6番目に多い膵がん死亡率の都道府県別ランキング。ここでは2010年から2012年の75歳未満年齢調整死亡率の平均値を比較している。年齢調整死亡率とは都道府県による年齢構成の違いを調整した死亡率のことで、人口10万人あたり死亡者数のことだ。
膵がんの年齢調整死亡率の全国平均は8.80。75歳未満10万人あたり8.80人の男性が膵がんで亡くなっていることになる。
最も男性の膵がん死亡者が多いのは青森県で、人口10万人あたり10.67人。2位以下は北海道、和歌山県、富山県、秋田県と続いている。一方、最も少ないのは沖縄県で7.00人。栃木県や群馬県、長野県、千葉県などで死亡者が少ない。
分布地図を見ると東北の日本海側で死亡率が高い。
相関ランキングでは
魚介類消費量や
イカ消費量と正の相関が高い。北日本の日本海側で消費量が多い分布状況が似ているためだろう。
危険因子と言われている
喫煙率:男性とは弱い正の相関があり、喫煙率1位の青森県、2位の北海道は膵がんの死亡率でも1位と2位になっているが、喫煙率4位の栃木県、8位の群馬県は膵がん死亡率が45位、46位と死亡率が低い。
この他の危険因子のひとつである
男性肥満率とはまったく相関がない。
男性のがん死亡率ランキング(死亡率が高い順)
肺がん死亡率:男性胃がん死亡率:男性大腸がん死亡率:男性肝がん死亡率:男性膵がん死亡率:男性食道がん死亡率:男性胆のうがん死亡率:男性白血病死亡率:男性悪性リンパ腫死亡率:男性前立腺がん死亡率膀胱がん死亡率:男性がん死亡率:男性