平均寿命:男性の全国平均は80.77歳。平均寿命が最も長いのは滋賀県で81.78歳(偏差値69.8)。2位は長野県で81.75歳。3位以下は京都府(81.40歳)、奈良県(81.36歳)、神奈川県(81.32歳)の順。一方、最も平均寿命が短いのは青森県で78.67歳(偏差値15.2)。これに秋田県(79.51歳)、岩手県(79.86歳)、和歌山県(79.94歳)、鹿児島県(80.02歳)と続いている。青森県は1975年以来、40年連続で最下位という記録となっている。
長野県と青森県の平均寿命の差は3.11歳。
女性平均寿命の1位と最下位の格差は1.75歳であり、地域格差は女性より大きい。生得的な寿命は全国均一で、社会環境や食生活などの後天的な要素により都道府県格差が生じるという考えに立つと、男性は女性に比べて後天的な要素による影響を受けやすいようだ。自殺率が男性の方が女性よりも多いのも、関係があると思われる。
地域的に見ると長野県を中心に本州中央部で平均寿命が長く、九州、四国、東北、北海道の周縁部で平均寿命が短い。
相関ランキングを見てみると東京、神奈川、愛知といった都市部で寿命が高いせいか、
パソコン普及率や
携帯電話普及率との正の相関が高い。
それよりも負の相関の方が分かりやすく、
自殺者数:男性や
ガン死亡者数:男性と負の相関が高い。平均寿命が短い地域は
ガン死亡者が多く、平均寿命を下げる結果になっているようだ。寿命が短い地域は
自殺者が多い地域とも重なっており、これも結果に影響を与えているだろう。
生活習慣では
25歳以上スポーツ人口と正の相関があり、スポーツ人口が多いところは男性の寿命が長い。適度に体を動かす生活が健康によい影響を与えているようだ。