都道府県別25歳以上国内旅行人口

社会生活基本調査から国内旅行人口の都道府県別ランキング。この1年間に国内旅行をしたと答えた25歳以上の人数を比較している。25歳以上に限定したのは、25歳未満には学生が多く、いわゆる「大人」と行動パターンが違う可能性が考えられるためだ。なお、同統計は抽出調査だが、抽出結果から各都道府県の総人数を算出しており、ここではその数字を使っている。

ここでいう「国内旅行」とは一泊二日以上の国内旅行のことで
・観光旅行
・帰省・訪問などの旅行
・業務出張・研修・その他
が例としてあげられている。

全国の25歳以上国内旅行人口は5408万6000人で、25歳以上人口100人あたり54.65人。行動者数が最も多いのは東京都で25歳以上人口100人あたり64.91人(偏差値71.8)。2位は神奈川県で62.73人。3位以下は埼玉県(62.41人)、千葉県(60.17人)、愛知県(59.93人)の順。一方、最も行動者数が少ないのは沖縄県で25歳以上人口100人あたり33.37人(偏差値24.6)。これに青森県(36.51人)、高知県(37.82人)、岩手県(42.60人)、長崎県(42.87人)と続いている。

分布地図を見ると本州中央部で国内旅行人口が多く、周辺に行くほど少なくなっている。

相関ランキングでは最低賃金や1世帯あたり貯蓄額と正の相関があり、貧困率と負の相関があることから、最低賃金や貯蓄額が高く貧困率が低いところで国内旅行人口が多い。