都道府県別25歳以上華道人口

社会生活基本調査から華道人口の都道府県別ランキング。この1年間に華道をしたと答えた25歳以上の人数を比較している。25歳未満には学生が多く、大人と行動パターンが違う可能性があるため、「県民性」というサイトの性格も考慮して除外している。同統計では抽出結果から各都道府県の総人数を推計しており、ここではその数字を使っている。

全国の25歳以上華道人口は187.5万人で、25歳以上人口100人あたり1.89人。華道人口が最も多いのは京都府で25歳以上人口100人あたり2.84人(偏差値66.7)。2位は奈良県で2.84人。3位以下は石川県(2.81人)、山口県(2.81人)、福井県(2.81人)の順。一方、最も華道人口が少ないのは高知県で25歳以上人口100人あたり0.86人(偏差値28.6)。これに福島県(1.13人)、北海道(1.14人)、宮崎県(1.17人)、青森県(1.25人)と続いている。

分布地図を見ると奈良・京都周辺から山陰・北陸にかけて日本海側で華道人口が多い。

相関ランキングでは25歳以上茶道人口と正の相関があり、華道人口が多いところは茶道人口も多い。華道と茶道の相性はいいようだ。

また、寺院数や呉服店店舗数、信仰・祭祀費、史跡数、国宝・重要文化財数(美術工芸品)と正の相関があり、これらが多いところで華道人口が多い。歴史と伝統文化が色濃く残っているところで華道人口が多いと言えそうだ。