世帯主小遣いとは、ほとんどの場合、夫の小遣いと考えていいだろう。気になる全国平均は年間9万4391円で、月平均7865円ということがこの調査から判明している。前回調べた2008年は13万4270円であり、8年間で30%小遣いが減少している計算になる。
(これについては「小遣いの金額があまりにも低いのではないか?」という質問をいただいたが、小遣い制でない家庭もあるためではないだろうか。知っている範囲でも「給料から一定額を家計にまわし、残りは自分で管理している」という例がある。こういったケースでは小遣いが0円になると思われるので、平均値を引き下げている可能性がある。)
全国1位は香川県で15万6547円。2位以下は三重県、香川県、北海道、鹿児島県の順。一方、最も小遣いが少ないのは島根県で5万828円と1位香川県の1/3となっている。これに沖縄県、鳥取県、山形県、岩手県と続いている。
多くの家庭で夫の小遣いを決めているのは妻らしく、
サラリーマン川柳にも夫の悲哀をつづったものがある。
小遣いの 値上げに欲しい 代理人
脛かじる 息子の小遣い 俺の倍
小遣いが 欲しいと父も チワワの目
小遣いも “平日半額” お父さん
「教えません」 妻の小遣い グレーゾーン
地域的に見ると太平洋岸で高く、日本海側で低い傾向がある。。
相関ランキングでは相関係数が高くないものの、
学習塾・予備校費用や
化粧品購入量と正の相関があり、世帯主小遣いが高いところは塾の費用や化粧品購入費用が高い。世帯主小遣いが高いところは家族全員にふんだんにお金を使うと言えそうだ。