都道府県別25歳以上将棋人口

社会生活基本調査から将棋人口の都道府県別ランキング。この1年間に将棋をしたと答えた25歳以上の人数を比較している。25歳以上に限定したのは、25歳未満には学生が多く、いわゆる「大人」と行動パターンが違う可能性が考えられるためだ。なお、同統計は抽出調査だが、抽出結果から各都道府県の総人数を算出しており、ここではその数字を使っている。

全国の25歳以上将棋人口は2,416,000人で、25歳以上人口100人あたり2.44人。これは25歳以上囲碁人口の1.16人の約2倍にあたる。行動者数が最も多いのは石川県で25歳以上人口100人あたり3.15人(偏差値71.5)。2位は埼玉県で3.06人。3位以下は宮城県(2.88人)、千葉県(2.87人)、東京都(2.85人)の順。一方、最も行動者数が少ないのは宮崎県で25歳以上人口100人あたり1.40人(偏差値29.6)。これに長崎県(1.58人)、沖縄県(1.64人)、鹿児島県(1.72人)、佐賀県(1.73人)と続いている。

相関ランキングでは大学進学率や鉄道通勤・通学率と正の相関があり、大学進学率が高く鉄道が発達している都市部で将棋人口が多い。

その他の趣味と比べると、25歳以上映画鑑賞人口や25歳以上国内旅行人口、25歳以上テレビゲーム人口と正の相関があり、将棋人口が多いところはこれらの趣味人口が多い。