都道府県別25歳以上スポーツ観戦人口

社会生活基本調査からスポーツ観戦人口の都道府県別ランキング。この1年間にスポーツ観戦をしたと答えた25歳以上の人数を比較している。25歳以上に限定したのは、25歳未満には学生が多く、いわゆる「大人」と行動パターンが違う可能性が考えられるためだ。なお、同統計は抽出調査だが、抽出結果から各都道府県の総人数を算出しており、ここではその数字を使っている。なお、ここでいうスポーツ観戦とは競技場でのスポーツ観戦をさしている。

全国の25歳以上スポーツ観戦人口は1906万8000人で、25歳以上人口100人あたり19.27人。行動者数が最も多いのは広島県で25歳以上人口100人あたり30.33人(偏差値89.4)。2位は宮城県で24.17人。3位以下は福岡県(22.93人)、神奈川県(22.81人)、北海道(21.96人)の順。一方、最も行動者数が少ないのは高知県で25歳以上人口100人あたり12.26人(偏差値33.4)。これに鳥取県(13.62人)、青森県(14.07人)、熊本県(14.17人)、福井県(14.36人)と続いている。

分布地図を見ると三大都市圏の他、福岡県や広島県、兵庫県、宮城県、北海道などプロ野球球団の本拠地でスポーツ観戦人口が多い。サッカーなど他のスポーツに比べると試合数や一試合あたり観客数が多いプロ野球球団のインパクトは大きいようだ。中でも広島は観戦人口が多く、地元チーム愛が高い。