都道府県別25歳以上まちづくり活動人口

社会生活基本調査から25歳以上まちづくり活動人口の都道府県別ランキング。この1年間にまちづくりのための活動をおこなった25歳以上の人数を比較している。25歳未満には学生が多く、大人と行動パターンが違う可能性があるため、「県民性」というサイトの性格も考慮して除外している。同統計では抽出結果から各都道府県の総人数を推計しており、ここではその数字を使っている。

同調査によると、まちづくりのための活動として
・道路に花を植える
・駅の自転車置き場の整理
・道路、公園などの清掃
・都市と農村の交流
・地域団体のリーダーとしての活動
・村おこし、地域おこしの活動
などが例示されている。

全国の25歳以上まちづくり活動人口は1138万人で、25歳以上人口100人あたり11.50人。活動人口が最も多いのは滋賀県で25歳以上人口100人あたり20.51人(偏差値70.1)。2位は佐賀県で19.06人。3位以下は福井県(18.65人)、鳥取県(18.53人)、岐阜県(18.22人)の順。一方、最も活動人口が少ないのは東京都で25歳以上人口100人あたり5.15人(偏差値24.6)。これに大阪府(7.74人)、沖縄県(8.29人)、神奈川県(8.76人)、埼玉県(8.86人)と続いている。

分布地図を見ると三大都市圏を筆頭に都市部でまちづくり活動人口が少なく、地方で多い。

相関ランキングでは小学生地域行事参加率や中学生地域行事参加率と正の相関があり、大人が積極的にまちづくり活動に参加しているところは子どもたちも地域行事に前向きになっている。

また、高齢者の生活保護受給者数や60歳以上男性未婚率、60歳以上女性未婚率、独居老人(60代以上ひとり暮らし)と負の相関があり、まちづくり活動人口が多いところは未婚の高齢者や独居老人、高齢の生活保護受給者が少ない。