地域行事参加率の全国平均は66.9%で、
中学生地域行事参加率の44.8%よりも高く、中学生よりも小学生の方が地域行事に積極的に参加している。最も高いのは長野県で90.1%。2位の山形県の84.9%よりも5ポイント以上高く、長野県の小学生の地域行事参加率の高さが目立つ。
3位以下は福井県、岐阜県、岩手県の順。一方、参加率が最も低いのは沖縄県で49.9%。東京都や徳島県、大阪府、高知県などで参加率が低い。
分布図を見ると日本海側を中心に地方で参加率が高く、太平洋岸の都市部で低い傾向がある。
相関ランキングでは
持ち家住宅延べ床面積や
共働き率、
三世代世帯人数、
持ち家率と正の相関があり、
核家族率と負の相関がある。
これらのことから広い家に大家族が住み、母親も働いているような農村型社会で地域行事参加率が高いと言える。
その他では
30代女性未婚率や
40代女性未婚率、
50代女性未婚率など女性の未婚率と負の相関が高く、地域行事参加率が高いところは女性の未婚率が低い。女性の方が男性よりも地元に残ることが多いことを考えると、子どもの頃から地域活動が盛んなところでは出会いの機会が増えて未婚率が下がるとも考えられる。
小学生の生活関連項目との相関を見ると
正の相関が高いもの
(地域行事参加率が高いところは以下の率が高い)
小学生朝食摂取率小学生早寝早起き率小学生図書館利用率小学生学校外学習率負の相関が高いもの
(地域行事参加率が高いところは以下の率が低い)
小学生携帯電話・スマートフォン所有率小学生長時間ネット利用率となっている。