文部科学省の全国学力テストから小学生の学校快適率ランキング。全国学力テストでは学力テスト以外に、子どもの生活習慣全般のアンケートがあり、ここでは「学校に行くのは楽しいと思う」という質問に「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と答えた小学6年生の割合を比較している。なお、このデータは公立校のもので、国立・私立校は含まれていない。国立・私立校が多い地域では実態と離れている可能性があるので注意願いたい。
小学生の学校快適率の全国平均は87.0%で、
中学生学校快適率の82.1%よりも高く、小学生の方が学校を楽しんでいる。学校快適率が最も高いのは秋田県で90.3%。2位以下は栃木県、愛媛県、和歌山県、新潟県と続いている。一方、学校快適率が低いのは北海道で84.5%。この他、福岡県、香川県、大阪府、岐阜県などで学校快適率が低い。
相関ランキングでは相関係数が高いランキングが少なく、地域性や要因を見つけ出すことが難しい。
小学生の生活習慣との相関を見ると
正の相関が高いもの
(学校快適率が高いところは以下の率が高い)
小学生自己肯定率小学生校則遵守率小学生宿題実行率負の相関が高いもの
(学校快適率が高いところは以下の率が低い)
小学生長時間ネット利用率となっていて、全般に生活習慣が悪いとされるところで学校快適率が低い。