都道府県別統計を比較した都道府県ランキング。1471 ランキング掲載中

都道府県別年間雷日数

公開日:2011-6-14 | 最終更新日:2023-4-18
カテゴリ: 気候
都道府県別年間雷日数 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
気象庁の平年値データから年間雷日数の都道府県別ランキング。ここでは県庁所在地の気象データを都道府県の値としている。なお、以下の県では県庁所在地に気象台がないため、別地点のデータを使っている。

埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市

気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。

年間雷日数の全国平均は20.1日。これは各都道府県のデータを相加平均したもので、気象庁が発表したものではないので注意願いたい。

雷日数が最も多いのは石川県で45.1日(偏差値82.9)。2位は福井県で37.4日。3位以下は新潟県(34.7日)、秋田県(34.3日)、富山県(33.6日)の順。北陸各県が上位を占めているのは冬季の雷が原因だ。

日本海側の雷
北陸地方や新潟県、山形県庄内地方、秋田県などの日本海沿岸では、冬季に目立って多く発生することから冬季雷とも呼ばれる。冬季雷は夏期のものが積乱雲から地面に向かって放電するのに対し地面から積乱雲に向かって、上向きに放電する。落雷数こそ少ないものの発生のメカニズムから夏季の雷より数百倍のエネルギーを持つものが確認されるほか、一日中発雷することが多く雪やあられを伴うことが多い。また、はっきりとした落雷が無くても瞬間的な停電などの被害が出ることもある。海岸線から35km以上の内陸部では少ない。

また、冬季の雷には愛称があることが多く、「雪起こし」、「ブリ起こし」、「雪雷」などのような方言がみられる。特に、雪起こしが観測された場合は冬の始まりであると言い習わされる。


北陸を含む日本海側に続いて多いのは九州地方で、梅雨や夏の雨天の多さが影響していると思われる。

一方、最も雷日数が少ないのは北海道で9.2日(偏差値35.6)。これに宮城県(9.8日)、岡山県(12.6日)、福島県(12.6日)、和歌山県(12.7日)と続いている。

また、雷が多いと言われる群馬県の雷日数は21.8日で15位。偏差値も52.22で、とりたてて多いということはない。東京都や神奈川県など南関東の雷日数が少ないため、相対的に多く見えるのだろう。

他との相関では年間雨日数と高い相関になっていて、雨が降る日が多い地域ほど雷が多いことが分かる。また、北陸に本拠地を置く100満ボルト店舗数とも正の相関があるが、雷の多さと店名に関係があるのだろうか。
データ出典  気象庁 2020

都道府県別年間雷日数

「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県雷日数偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1石川県45.1日82.88
2福井県37.4日72.75
3新潟県34.7日69.20
4秋田県34.3日68.67
5富山県33.6日67.75
6鳥取県28.0日60.38
7鹿児島県27.4日59.59
8島根県26.6日58.54
8熊本県26.6日58.54
10栃木県26.5日58.40
11福岡県25.5日57.09
12宮崎県23.5日54.46
13奈良県23.1日53.93
13佐賀県23.1日53.93
15群馬県21.8日52.22
16岐阜県21.7日52.09
17長崎県21.6日51.95
18沖縄県20.4日50.38
19大分県20.3日50.24
20埼玉県20.2日50.11
21京都府19.6日49.32
22滋賀県18.9日48.40
23静岡県18.1日47.35
24愛知県18.0日47.22
25茨城県17.9日47.09
25長野県17.9日47.09
27大阪府17.3日46.30
28高知県16.2日44.85
29山口県16.0日44.58
30山形県15.9日44.45
30徳島県15.9日44.45
32青森県15.2日43.53
33広島県15.1日43.40
34山梨県14.8日43.01
35東京都14.5日42.61
36三重県14.3日42.35
37兵庫県14.0日41.95
38神奈川県13.8日41.69
39岩手県13.6日41.43
40香川県13.4日41.16
40愛媛県13.4日41.16
42千葉県13.3日41.03
43和歌山県12.7日40.24
44福島県12.6日40.11
44岡山県12.6日40.11
46宮城県9.8日36.42
47北海道9.2日35.63
全国20.1日

他との相関 相関とは?

気候に関するその他の記事

雷日数の分布 (変動係数 0.3777)

分布図

この記事を見た人はこちらも見ています

コメント

お名前

コメント内でタグは使えません。(現在、5分以内の連続書込を制限しています)
アドレス(迷惑コメント対策用ですので入力しないでください)
イマイ 2018/08/27
やはり日本海側が多いが、夏は北関東(栃木など)が多い。
2023-4-18 | 気候