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都道府県別年間雷日数

公開日:2011-6-14 | 最終更新日:2011-6-14
カテゴリ: 気候
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気象庁の観測データから雷日数ランキング。気象庁では地方気象台のデータを都道府県の値としており、このサイトでもこれにならっている。ほとんどの地方気象台が県庁所在地にあるが、以下の県では県庁所在地と地方気象台所在地が異なっている。

埼玉県:熊谷市 千葉県:銚子市 滋賀県:彦根市 山口県:下関市

気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1981年から2010年のデータによる平年値を比較している。

年間雷日数の全国平均は19.4日。これは各都道府県のデータを相加平均したもので、気象庁が発表したものではない。年間雷日数が最も多いのは石川県の42.4日で、全国平均の2倍以上だ。2位以下は福井県、新潟県、富山県と北陸各県が上位を占めている。北陸で雷が多いのは冬季の雷が原因だ。

日本海側の雷
北陸地方や新潟県、山形県庄内地方、秋田県などの日本海沿岸では、冬季に目立って多く発生することから冬季雷とも呼ばれる。冬季雷は夏期のものが積乱雲から地面に向かって放電するのに対し地面から積乱雲に向かって、上向きに放電する。落雷数こそ少ないものの発生のメカニズムから夏季の雷より数百倍のエネルギーを持つものが確認されるほか、一日中発雷することが多く雪やあられを伴うことが多い。また、はっきりとした落雷が無くても瞬間的な停電などの被害が出ることもある。海岸線から35km以上の内陸部では少ない。

また、冬季の雷には愛称があることが多く、「雪起こし」、「ブリ起こし」、「雪雷」などのような方言がみられる。特に、雪起こしが観測された場合は冬の始まりであると言い習わされる。


北陸を含む日本海側に続いて多いのは九州地方で、梅雨や夏季の雨天の多さが影響していると思われる。

また、雷が多いことで知られる群馬県の雷日数は20.4日。全国平均より若干多いものの順位で見ると17位、偏差値51で、とりたてて多いということはない。南関東の雷日数が少ないため、相対的に多く見えるのだろう。

相関ランキングでは年間雨日数と高い相関になっていて、雨が降る日が多い地域ほど雷が多いことが分かる。また、北陸に本拠地を置く100満ボルト店舗数とも正の相関があるが、雷の多さと店名に関係があるのだろうか。
データ出典  気象庁 2011

都道府県別年間雷日数

「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県雷日数偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1石川県42.4日82.01
2福井県35.0日71.70
3新潟県34.8日71.42
4富山県32.2日67.79
5秋田県31.4日66.68
6熊本県26.6日59.99
7鳥取県26.4日59.71
8島根県25.4日58.31
9鹿児島県25.1日57.89
10栃木県24.8日57.48
11福岡県24.7日57.34
12宮崎県24.1日56.50
13佐賀県22.6日54.41
14奈良県22.2日53.85
15沖縄県21.6日53.01
16長崎県21.1日52.32
17群馬県20.4日51.34
18京都府20.3日51.20
19大分県20.0日50.78
20岐阜県19.9日50.64
21埼玉県19.7日50.36
22山口県18.7日48.97
23長野県18.6日48.83
24滋賀県18.1日48.13
25静岡県17.0日46.60
26茨城県16.7日46.18
27愛知県16.6日46.04
28大阪府16.2日45.48
29青森県15.5日44.51
30山梨県15.4日44.37
31高知県15.2日44.09
32広島県14.9日43.67
33山形県14.7日43.39
34徳島県14.6日43.25
35千葉県13.8日42.14
36岩手県13.7日42.00
37三重県13.6日41.86
38兵庫県13.5日41.72
39福島県13.3日41.44
40愛媛県13.2日41.30
41東京都12.9日40.88
42神奈川県12.6日40.47
43香川県12.3日40.05
44岡山県11.9日39.49
45和歌山県11.8日39.35
46宮城県9.3日35.86
47北海道8.8日35.17
全国19.4日

他との相関 相関とは?

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分布図

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コメント

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イマイ 2018/08/27
やはり日本海側が多いが、夏は北関東(栃木など)が多い。
2011-6-14 | 気候