埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。
気象庁では快晴について「雲量が1以下の状態(
天気とその変化に関する用語)」と定義しているが、統計データには雲量1.5未満の日数しか掲載されていないので、それを快晴日数とした。
年間快晴日数の全国平均は27.3日。これは各都道府県のデータを相加平均したもので、気象庁が発表したものではない。
年間快晴日数が最も多いのは埼玉県で57.3日(偏差値74.7)。2位は宮崎県で52.0日。3位以下は千葉県(50.7日)、静岡県(50.5日)、茨城県(40.9日)の順。一方、最も快晴日数が少ないのは沖縄県で7.9日(偏差値34.1)。これに岩手県(10.6日)、秋田県(10.7日)、山形県(11.0日)、新潟県(11.2日)と続いている。
全国で最も快晴日数が少ない沖縄県だが、
年間晴天日数はそれほど少なくなく、海に囲まれていて雲ができやすいため快晴日数が少なくなっているようだ。
分布地図を見ると、関東から東海、瀬戸内海沿岸、九州で快晴日数が多い。一方、東北から日本海沿岸にかけて快晴日数が少ない。
相関ランキングでは
人工林率との相関が高く、日当たりがいい地域で植林活動が盛んだったことが分かる。