気象庁より都道府県別最高気温のランキング。ここでは2020年8月26日現在の各都道府県庁所在地の歴代最高気温を比較している。なお、全国の気温38.6℃は全県庁所在地の平均値である。
歴代最高気温が最も高いのは山形県山形市で40.8℃(偏差値70.4)。2位は山梨県甲府市でで40.7℃。3位以下は愛知県名古屋市(40.3℃)、群馬県前橋市(40.0℃)、新潟県新潟市(39.9℃)の順。
一方、最も気温が低いのは沖縄県那覇市で35.6℃(偏差値21.6)。全都道府県庁所在地で一番南にある那覇市の気温が全国で最も低いという驚きの結果だ。陸地よりも比熱が高く温まりにくい海に囲まれていて、涼しい海風が吹き込むため本土ほど高温にならないようだ。
那覇市に続くのが北海道札幌市で36.2℃。これに青森県青森市(36.7℃)、岩手県盛岡市(37.2℃)、宮城県仙台市(37.3℃)と続いており、那覇市を除くと北日本が下位を占めている。
分布地図を見ると富山や新潟、山形で最高気温が高いの目立っている。それに比べると静岡県、神奈川県、千葉県、茨城県など太平洋岸は最高気温が低い。太平洋側の暖かい空気が山を越えて日本海側に吹き下ろすときに気温が上がるフェーン現象のためと思われる。
その他を見ると本州中央部で最高気温が高く、九州や四国、北日本で最高気温が低い。
他との相関を見ると
年間猛暑日数と正の相関があり、最高気温が高いところは猛暑日も多い
また、
海岸延長と負の相関があり、海岸線が長いところで気温が低い。那覇市の例であげた通り、海に囲まれているところは最高気温が上がりにくいようだ。