埼玉県:熊谷市 東京都:千代田区 滋賀県:彦根市
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。
真夏日、猛暑日、熱帯夜
真夏日:最高気温が30度以上の日
猛暑日:最高気温が35度以上の日
熱帯夜:最低気温が25度以上の日
年間真夏日数の全国平均は55.8日。これは各県のデータを平均したものであり、気象庁が発表したデータではないので注意いただきたい。
真夏日が最も多いのは沖縄県で102.5日(偏差値76.2)。2位は熊本県で80.7日。3位以下は鹿児島県(78.0日)、京都府(75.8日)、大阪府(74.9日)の順。一方、最も真夏日が少ないのは北海道で8.6日(偏差値23.5)。これに青森県(14.7日)、秋田県(22.2日)、岩手県(22.4日)、宮城県(23.0日)と続いている。
分布地図を見ると、暖かい九州や瀬戸内海沿岸に加えて、京都府や奈良県、岐阜県、山梨県、埼玉県、群馬県など内陸県で真夏日が多い。長野県と新潟県を比べると
年間平均気温は長野県の方が低いが、真夏日数は長野県の方が多い。内陸部の長野県は海沿いの新潟県に比べると日中の寒暖の差が大きく、昼間は真夏日になることが多いと言えそうだ。この傾向は
年間猛暑日数に強く表れている。
他との相関では
年間平均気温と正の相関があり、
年間雪日数と負の相関がある。真夏日が多いところは気温が高く、雪日数が少ない。