ウォシュレットはTOTOの登録消費で、調査では「温水洗浄便座」という項目になっているが、英語では「Washlets」となっており、「ウォシュレット」という言葉の普及度合いが国の調査にまで及んでいることが分かる。
ウォシュレット普及率の全国平均は68.8%で、すでに半数以上の世帯にウォシュレットが普及している。最も普及率が高いのは富山県で81.9%。北陸は石川県や福井県も上位に入っておりウォシュレットの普及率が高い。
分布地図を見ると本州中央部で普及率が高く、東北や九州で低い同心円状の分布となっている。
消費実態調査では「大都市・中都市・小都市」に分けた統計もあり、こちらでは大都市=68.1%、中都市=69.4%、小都市=69.6%と、若干ではあるが小都市になるほど普及率が高くなっている。持ち家率が低く賃貸住宅に住む世帯が多い大都市では簡単にウォシュレットを設置できないのだろう。
相関ランキングでは
1世帯あたり貯蓄額と正の相関が高く、
学校給食費滞納率と負の相関が高い。貯蓄が多く、給食費の滞納が少ないところほどウォシュレットの普及率が高いことを意味しており、世帯の資産が多いところほど普及率が高いようだ。