家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
ここでは「魚介のつくだ煮」、「こんぶつくだ煮」、「他の野菜・海藻のつくだ煮」の合計金額を比較している。
これらのつくだ煮には以下のものが例としてあげられている。
こうなご・あさりのつくだ煮、田作り、ごまめのつくだ煮、塩こんぶ、しいたけこんぶ、あさりこんぶ、茶漬こんぶ、こんぶ巻、のり・きゃらぶき・葉とうがらしのつくだ煮
つくだ煮消費量の全国平均は2,913円。消費量が最も多いのは京都府で4,648円(偏差値72.8)。2位は滋賀県で4,566円。3位以下は奈良県(4,046円)、三重県(3,951円)、千葉県(3,921円)の順。一方、最も消費量が少ないのは沖縄県で800円(偏差値24.4)。これに愛媛県(1,579円)、佐賀県(1,901円)、岡山県(1,925円)、長崎県(1,931円)と続いている。
分布地図を見ると関西から関東、南東北にかけて消費量が多く、西日本で消費量が少ない。つくだ煮は江戸の佃島に移り住んだ関西出身の漁師達が発祥とされるなど関西と東京に縁が深い食べ物で、分布もそれを反映している。
相関ランキングでは
漬物消費量と正の相関があり、つくだ煮消費量が多いところは漬物消費量が多い。