家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
ここでは、調査項目のうち「
みかん」、「
オレンジ」、「
グレープフルーツ」、「他の柑きつ類 」の合計消費量を比較している。
柑橘類消費量の全国平均は18,129g。消費量が最も多いのは愛媛県で30,113g(偏差値86.2)。2位は長崎県で25,264g。3位以下は高知県(25,192g)、大分県(23,344g)、静岡県(22,065g)の順。一方、最も消費量が少ないのは岐阜県で12,102g(偏差値28.3)。これに沖縄県(13,555g)、青森県(15,338g)、兵庫県(15,424g)、北海道(15,942g)と続いている。
分布地図を見ると太平洋岸で消費量が多い。
相関ランキングでは
みかん消費量と正の相関が高く、みかんの消費量が多いところで柑橘類消費量も多い。柑橘類のうち、半分をみかんが占めるためだ。
みかん生産量とも正の相関があり、みかんの産地で柑橘類の消費量が多い。