都道府県別家庭内無線LAN普及率

総務省の通信利用動向調査から家庭内無線LAN普及率。通信利用動向調査は全国から4万世帯あまりを抽出して情報通信の利用動向を調査しているもので、毎年実施されている。

2011年現在の家庭内無線LAN普及率の全国平均は39.1%。最も普及率が高いのは神奈川県で49.8%。2位は滋賀県。この両県はスマートフォン普及率でも1位と2位になっており、IT環境が充実している。一方、最も普及率が低いのは宮崎県で21.1%。

分布図を見ると三大都市圏を筆頭に都市部で普及率が高く、地方で低い。相関ランキングでは最低賃金や家賃と正の相関が高く、家賃や最低賃金が高い都市部で無線LAN普及率が高い。

この他、ブロードバンド契約数、パソコン普及率、スマートフォン普及率とも正の相関が高く、ネット環境が充実しているところほど家庭内無線LANの普及率が高いとも言える。

気になるところでは中学生長時間ネット利用率や小中学生長時間ゲームプレイ率、男性初婚年齢、20代男性未婚率と正の相関が高い。これは家庭内無線LANが普及しているようなIT環境に恵まれたところでは、子どもがネットやゲームをする時間が長く、男性の初婚年齢が高く、未婚の男性も多いことを意味している。

またデキ婚率とは負の相関が高く、家庭内無線LANが普及していない地域では若いうちに子どもができてデキ婚するケースが多い。