20代男性未婚率の全国平均は76.81%。未婚率が最も高いのは奈良県で83.34%(偏差値66.3)。2位は富山県で82.76%。3位以下は山梨県(82.54%)、徳島県(82.25%)、長野県(81.98%)の順。一方、最も未婚率が低いのは東京都で69.74%(偏差値19.0)。これに大阪府(73.02%)、沖縄県(73.53%)、宮崎県(73.81%)、福岡県(74.19%)と続いている。
注目は東京都と大阪府で、周囲の府県の未婚率が高いのに大阪府が46位、東京都が最下位の47位と未婚率が低い。この傾向は20代に強く、30代、40代と年齢が上がるに従って東京と大阪の未婚率が上がっているので若い世代限定の現象のようだ。一時期、都会の若者は結婚しないと言われていたが、一周まわって結婚に前向きな若者が増えているのかもしれない。
分布地図を見ると20代は男女ともに本州中央部で未婚率が高い。男女未婚率の相関も高く、男女とも似た傾向。
第二次産業従業者数や
製造業事業所数と正の相関があり、製造業が盛んで製造業で働く人が多いところで未婚率が高い。
20~30代男女比と負の相関があり、男性が多いところで未婚率が高い。
これらのことから、第二次産業が多いところは働く場所を求めて集まる男性が多く、男女比が偏ってしまうため未婚率が高いようだ。
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