都道府県別ひとり暮らし率

2005年国勢調査からひとり暮らし率の都道府県別ランキング。国勢調査では世帯の人数について詳細に分類しており、その中から、全世帯に占める、ひとり暮らし世帯の割合を調べた。

全国49,062,530世帯中、ひとり暮らし世帯は14,457,083世帯で、ひとり暮らし率は29.47%になる。全国で最もひとり暮らし率が高いのは東京都で、全5,747,460世帯中ひとり暮らし世帯が2,444,145世帯。率にして42.53%となっている。2位は京都府で32.94%となっている。両地域とも大学が多いところとして知られており、ひとり暮らし世帯が多いと思われる。

3位以下は北海道(32.40%)、大阪府(4位:32.08%)、高知県(5位:31.76%)と続いている。学生が多いと思われる都市部以外に北海道、高知県が上位に入っているのが興味深い。

地域的に見ると西日本でひとり暮らし率が高いのが目を引く。今後、年齢階層別ひとり暮らし率を計算する予定なので、そのあたりから西高東低の原因が見つかるかもしれない。

相関ランキングを見ると各種基準地価との相関係数が高い。地価が高い=都市部でひとり暮らしが多いことを裏付けている。また核家族率との相関も高く、核家族が多い地域とひとり暮らしが多い地域が重なっていることが分かる。この他、生活保護受給世帯との相関係数も高く、ひとり暮らしで生活保護を受けている世帯が多いことが考えられる。