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都道府県別待機児童数

公開日:2011-10-7 | 最終更新日:2017-12-7
カテゴリ: 家庭・子育て
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厚生労働省の報道発表資料より2017年4月1日現在の待機児童数ランキング。

待機児童数の全国平均は0〜6歳人口1000人あたり2.98人。待機児童数が最も多いのは沖縄県で0〜6歳人口1000人あたり17.56人(偏差値100.6)。全国平均の5.9倍、2位の東京都の1.5倍と待機児童数が突出している。沖縄の待機児童が多い理由として、米軍占領により保育所の整備が遅れたこと、県民所得が低く、働く女性が多いことがあげられている。

沖縄県における待機児童解消の諸施策と認可外保育施設の対策に関する質問主意書
 この要因は、沖縄県の県民所得は全国と比較して71.4パーセントと低く、働く女性が多い上に、パートタイム等の就労形態の変化に伴い保育ニーズが多様化しているが、低年齢児を受け入れる施設がきわめて少ないことにある。

 歴史的には、沖縄が長期に米軍占領の下におかれ、公立、認可保育所の整備をはじめ児童の保育に対する国の対策や支援がなかったという特殊な事情がある。


認可保育園が少ない沖縄県では認可外保育園が低年齢時の保育を支えており、認可保育園の整備が急務とされている。

沖縄に続く2位は東京都で11.50人。3位以下は福島県(5.40人)、千葉県(4.89人)、宮城県(4.38人)の順。一方、地方を中心に待機児童がいない県が9県ある。

相関ランキングでは在日アメリカ人学校給食費滞納率との相関が高い。沖縄県がとくに多い傾向が共通しているためだろう。保育園定員充足率とも若干ながら正の相関があり、待機児童が多いところは定員充足率が高い。

家庭環境との相関では離婚件数子育て世帯の相対的貧困率と正の相関があり、離婚が多く子育て世帯の相対的貧困率が高いところに待機児童が多い。

都道府県別待機児童数

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順位都道府県待機児童数偏差値
 総 数 0〜6歳人口1000人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1沖縄県2,047人17.56人100.57
2東京都8,479人11.50人80.99
3福島県527人5.40人61.29
4千葉県1,658人4.89人59.65
5宮城県558人4.38人57.99
6滋賀県356人3.95人56.59
7福岡県1,149人3.67人55.68
8茨城県516人3.28人54.43
9島根県119人3.08人53.80
10兵庫県943人3.03人53.62
11埼玉県1,151人2.83人52.99
12岩手県178人2.80人52.88
13熊本県275人2.54人52.03
14徳島県94人2.44人51.71
15奈良県124人1.71人49.37
16京都府227人1.63人49.11
17長崎県114人1.45人48.52
18神奈川県742人1.44人48.50
19山口県100人1.36人48.21
20大阪府598人1.23人47.81
21栃木県131人1.20人47.70
22静岡県248人1.19人47.68
23山形県67人1.18人47.66
24鹿児島県102人1.02人47.13
25三重県100人0.99人47.03
26秋田県41人0.93人46.85
27佐賀県34人0.67人46.01
28大分県42人0.65人45.94
29広島県93人0.55人45.62
30愛知県185人0.40人45.12
31北海道39人0.15人44.31
32愛媛県9人0.12人44.23
33宮崎県8人0.12人44.22
34和歌山県6人0.12人44.22
35岡山県13人0.12人44.22
36香川県3人0.06人44.01
37群馬県2人0.02人43.90
38岐阜県2人0.02人43.89
--青森県------
--新潟県------
--富山県------
--石川県------
--福井県------
--山梨県------
--長野県------
--鳥取県------
--高知県------
全国21,080人2.98人
単位人口:0〜6歳人口1000人あたり (2016)

他との相関 相関とは?

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分布図

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