都道府県別団塊の世代人口

国勢調査から団塊の世代人口ランキング。wikipediaによると団塊の世代とは「1947年から1949年にかけて生まれた世代」とされており、2010年の国勢調査における61歳〜63歳の人口を比較した。毎年発表されている人口推計では1歳ごとの細かい年齢構成が掲載されていないため、ここでは国勢調査のデータを使っている。

団塊の世代の人口は663万8820人で、人口100人あたり5.18人。最も団塊の世代が多いのは富山県で6.03人。2位以下は香川県、山口県、高知県、石川県と続いている。一方、団塊の世代が最も少ないのは沖縄県で3.79人。これに東京都が続いている。沖縄県は15歳未満人口(子供の数)が多く、東京都は生産年齢人口(15歳〜64歳)が多いため、相対的に団塊の世代が少なくなっていると思われる。

分布地図を見ると中国・四国・関西・北陸に団塊の世代が多く、関東から東北にかけて少ない。都市部で少なく、地方で多い65歳以上人口(高齢者数)とは若干異なる分布だ。

相関ランキングでは65歳以上人口(高齢者数)との正の相関が高いものの、生産年齢人口や15歳未満人口(子供の数)など、その他の人口系ランキング同士の相関にくらべると低く、他の人口系ランキングとは分布構造が若干異なっていることが分かる。

東西対立型のブリ消費量と正の相関があり、どちらかというと東西対立型の分布と言えそうだ。