都道府県別スーパーマーケット店舗数

総務省の経済センサス‐基礎調査からスーパーマーケット店舗数ランキング。ここでは同調査の「各種食料品小売業」の事業所数を比較している。各種食料品小売業は以下のように定義されている。

産業分類一覧

主として各種食料品を一括して一事業所で小売する事業所をいう。

八百屋や魚屋などは野菜小売業や鮮魚小売業などで別立てで集計されており、「各種食料品小売業」は野菜や魚、肉など食料品全般を扱う小売業とされている。これは一般的に言われているスーパーと同じと見ていいだろう。なお、飲食料品を中心に扱っているコンビニエンスストアは「各種食料品小売業」に含まれていない。

全国のスーパーは26,985軒で、人口10万人あたり21.23軒。最もスーパーが多いのは島根県で、人口10万人あたり48.92軒。2位は鹿児島県で40.71軒。以下、岩手県、秋田県、高知県と地方が上位を占めている。一方、最もスーパーが少ないのは愛知県で13.31軒。この他、神奈川県、東京都、埼玉県、大阪府など都市部が下位に多い。

分布図を見ると都市部で少なく地方で多い。相関ランキングでは中学校数や小学校数と正の相関が高く、中学校や小学校が多いところにスーパーが多い。

狭い面積に人口が密集した都市部では人口に応じた効率的な店舗展開ができるために一店舗当たり人口が多い。逆に言えば人口あたりの店舗数が少ない。

一方、広い面積に人口が分散している地方では、集落ごとに店舗を置く必要があるために一店舗当たり人口が少ない。逆に言えば人口あたり店舗数が多い。

これは中学校や小学校の配置と同じであるため、小中学校数と正の相関が高くなっているのだろう。