都道府県別25歳以上映画鑑賞人口

社会生活基本調査から映画鑑賞人口の都道府県別ランキング。この1年間に映画鑑賞をしたと答えた25歳以上の人数を比較している。25歳未満には学生が多く、大人と行動パターンが違う可能性があるため、「県民性」というサイトの性格も考慮して除外している。同統計では抽出結果から各都道府県の総人数を推計しており、ここではその数字を使っている。

全国の25歳以上映画鑑賞人口は3251万8000人で、25歳以上人口100人あたり32.86人。映画鑑賞人口が最も多いのは東京都で25歳以上人口100人あたり44.02人(偏差値76.8)。2位は神奈川県で40.61人。3位以下は埼玉県(38.35人)、千葉県(38.19人)、大阪府(36.43人)の順。一方、最も映画鑑賞人口が少ないのは岩手県で25歳以上人口100人あたり19.03人(偏差値32.7)。これに宮崎県(19.30人)、秋田県(20.31人)、青森県(20.62人)、鳥取県(20.76人)と続いている。

分布地図を見ると三大都市圏やその周辺で映画鑑賞人口が多い。

相関ランキングでも最低賃金と正の相関が高く、農業就業人口と負の相関が高いことから、最低賃金が高く農業就業者が少ない都市部で映画鑑賞人口が多い。

映画館数とは相関がなかった。映画館数は単純に件数を比較しており、映画館の大きさなどを考慮していないためか。