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都道府県別映画館数

公開日:2012-10-23 | 最終更新日:2013-4-18
カテゴリ: 文化
都道府県別映画館数 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
総務省の経済センサスから映画館数ランキング。

全国の映画館は674軒で、人口10万人あたり0.53軒。全国で最も映画館が多いのは東京都で0.86軒。以下、長野県、山梨県、広島県、香川県と続いている。スクリーンが複数あるシネコンも1スクリーンの映画館も1軒と数えるため、利用者の実感と離れている可能性があるので注意願いたい。一方、最も少ないのは富山県で0.18軒。

分布状況を見ると、多い県と少ない県がモザイク状になっており地域性が見えない。

厚生労働省:興行場概要
映画の配給については、1970年代後半から伸びてきた洋画が近年配給収入の約7割を占めるようになり(日本映画製作者連盟調べ)、一方、営業形態をみると「複合映画館(シネマコンプレックス)」と呼ばれる、1施設複数スクリーンの映画館が地方都市を中心に次々と展開し、従来型の個人経営の映画館などは苦境に立たされている。


このように従来型映画館が複合映画館に移り変わる過渡期のため、移行状況の違いが各都道府県の映画館数の違いになっていると思われる。相関ランキングを見ても、高い相関にあるランキングが少なく、地域の文化的な傾向よりも、各都道府県の個別の状況による影響が大きいようだ。
データ出典  衛生行政報告例 2009

都道府県別映画館数

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順位都道府県偏差値
 総 数 人口10万人
あたり
並替  降順  昇順降順  昇順降順  昇順
1東京都111軒0.86軒73.76
2長野県18軒0.83軒71.84
3山梨県7軒0.81軒70.06
4広島県21軒0.73軒65.17
5香川県7軒0.70軒63.05
6鳥取県4軒0.68軒61.47
7岩手県9軒0.67軒61.14
8静岡県25軒0.66軒60.28
9青森県9軒0.65軒59.88
10沖縄県9軒0.65軒59.75
11大阪府53軒0.60軒56.51
12和歌山県6軒0.60軒56.25
13三重県11軒0.59軒55.59
14岐阜県12軒0.57軒54.66
15愛媛県8軒0.56軒53.54
16愛知県41軒0.55軒53.27
17山口県8軒0.55軒53.07
18秋田県6軒0.55軒52.88
19兵庫県29軒0.52軒51.03
20石川県6軒0.52軒50.76
21北海道28軒0.51軒50.30
22大分県6軒0.50軒49.90
23熊本県9軒0.50軒49.51
24福井県4軒0.50軒49.44
24福岡県25軒0.50軒49.44
26福島県10軒0.49軒49.11
27千葉県30軒0.49軒49.04
28宮城県11軒0.47軒47.85
29佐賀県4軒0.47軒47.72
30京都府12軒0.46軒46.99
31宮崎県5軒0.44軒45.94
32滋賀県6軒0.43軒44.95
33山形県5軒0.42軒44.75
34長崎県6軒0.42軒44.48
35高知県3軒0.39軒42.63
36徳島県3軒0.38軒41.84
37茨城県11軒0.37軒41.31
38岡山県7軒0.36軒40.52
39奈良県5軒0.36軒40.32
40栃木県7軒0.35軒39.79
41神奈川県31軒0.35軒39.66
42埼玉県24軒0.34軒39.00
43新潟県8軒0.34軒38.93
44群馬県6軒0.30軒36.49
45島根県2軒0.28軒35.16
46鹿児島県4軒0.23軒32.19
47富山県2軒0.18軒28.82
全国674軒0.53軒
単位人口:人口10万人あたり (2009)

他との相関 相関とは?

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10万あたりの分布 (変動係数 0.3005)

分布図

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コメント

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odomon 2015/12/14
折井隆明さん

このランキングは経済センサスの基礎調査をもとにしています。

基礎調査は5年おきに行われていて、最新のものは2009年だったんですが、サイトを見てみたら2015年の11月末に2014年のデータが公開されてました。

経済センサスを元にした各種事業所数を新しいデータに更新する必要がありそうです。追って更新します。
折井隆明 2015/12/14
興味深くデータを拝見しました。
最新の追加データはありませんか
odomon 2013/04/22
概要は以下の通りです。
http://www.stat.go.jp/data/e-census/2009/gaiyou.htm

調査票を見ると以下のようになっていました。

○大まかな事業分類(「娯楽業」などの大まかな分類)
ひとつの事業所で複数回答可能

○詳細な事業分類(「映画館」などの詳細分類)
ひとつの事業所の中で、収入もしくは販売額が最も多い事業を回答

このため、ショッピングセンター併設の映画館などで、ショッピングセンターと映画館の経営が同一事業主である場合、売上額の関係上、小売業として集計される可能性があります。

実態よりも少なく表示されるのはこれが原因かもしれません。
富山県民 2013/04/21
各県で調査対象が違ってるのでしょうか、富山県内には4軒の映画館がありますね。
Akira 2013/04/21
いつもお世話になっております。m(_)m
鳥取県、シネマコンプレックスを1軒と勘定するか1上映場を1軒とするかどうかで、この件数の差が出ている可能性があるように思われました。ただし、現在米子地区の映画館は1軒になり(駅前SATY東宝が2012年8月に休館してしまったため)、ぴあ上も3軒となっています。恐らく全国的にもさらに減ってきて、統計も変わってきているかもしれません。現状報告と御礼まで
http://cinema.pia.co.jp/theater/a-13101
http://blog.livedoor.jp/bunkatsushin/archives/51357675.html
odomon 2013/04/19
鳥取県の映画館さん

映画館の軒数を、経済センサスのものに差し替えました。
odomon 2013/04/15
確認したところ、衛生行政報告例の2008年末の集計では17件、経済センサスの2009年のデータでは4件になっていました。全国の映画館数は衛生行政報告例では1750軒、経済センサスでは674軒ですので、だいぶ違ってますね。

調査方法や調査対象の違いなどが考えられますが、衛生行政報告例のサイトには詳しい情報がありませんでした。

2013年4月のタウンページ情報だと3軒なので、経済センサスの方が実態に近いのかもしれません。
2013-4-18 | 文化