都道府県別ワイン消費量

国税庁の統計情報からワイン(果実酒)消費量ランキング。ここでは同統計の果実酒と甘味果実酒の合計消費量を比較している。果実酒には発泡性でないシードル(リンゴ酒)なども含まれるが、ほとんどがワインと考えてもいいだろう。

全国のワイン消費量は3億7980万リットルで、成人ひとりあたり消費量は年間3.61リットル。全国で最も消費量が多いのは東京都で年間9.91リットル(偏差値96.8)。2位は山梨県で8.57リットル。3位以下は長野県(4.12リットル)、京都府(3.93リットル)、大阪府(3.91リットル)の順。一方、最も消費量が少ないのは山口県で20歳以上人口1人あたり1.59リットル(偏差値42.2)。これに佐賀県(1.62リットル)、福井県(1.72リットル)、鹿児島県(1.73リットル)、滋賀県(1.77リットル)と続いている。

分布地図を見ると東京都と山梨県の消費量の多さが際立っている。

相関ランキングではぶどう生産量と正の相関があり、ぶどう生産量が多いところでワイン消費量が多い。生産されるぶどうにはワイン用のものが多く含まれるためだろう。

また、大企業数と正の相関があり、自動車普及率と負の相関があることから、大企業が多く自動車普及率が低い都市部でワイン消費量が多い。