都道府県別日本酒生産量

国税庁の統計情報から日本酒生産量ランキング。ここでは清酒及び合成清酒の生産量を比較している。なお、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の生産量は公表されていないため便宜上0としている。非公表となっているのは、これらの県は日本酒の酒造場が少なく、県全体のデータを公表すると酒造場の生産量が判明するおそれがあるためだ。

年間の日本酒生産量は48万1566キロリットルで1酒造場あたり156キロリットル。91万1964キロリットルの焼酎生産量と比べると半分ほどで、焼酎に比べると日本酒生産量は少ない。これは気軽に飲む飲料として大量消費されているチューハイの影響が大きいと思われる。

1酒造場あたり生産量が最も多いのは灘の酒で有名な兵庫県で977キロリットルと全国平均の6.3倍。2位の京都府は963キロリットルで全国平均の6.2倍と、両府県の生産量が抜きんでている。3位以下は埼玉県、秋田県、新潟県の順。

一方、総生産量ベースでも兵庫県が1位で133,866キロリットル。これは日本全体の生産量の27.8%と1/4以上を占めている。2位は同じく京都府で73,178キロリットルで、こちらは15.2%。3位の新潟県は39,071キロリットル。

分布地図を見ると兵庫と京都の偏差値が高く真っ赤になっている。

相関ランキングでもミドリ電化店舗数など関西が突出した分布となっているランキングと正の相関が高く、日本酒生産量が関西で多いことを裏付けている。