都道府県別焼酎消費量

国税庁の統計情報から焼酎消費量ランキング。同統計の「消費者に対する販売数量計」を比較している。ここでは同統計から連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎の消費量を合計し比較している。

全国の焼酎消費量は8億5818万リットルで、成人ひとりあたり消費量は年間8.16リットル。日本酒消費量は5億8830万リットルであり、日本酒の1.5倍消費されている。

最も消費量が多いのは鹿児島県で成人1人あたり24.45リットル(偏差値95.6)。焼酎王国と言われるだけあり、全国平均の2.9倍の消費量となっている。2位は宮崎県で20.44リットル。3位以下は沖縄県(14.10リットル)、大分県(13.27リットル)、熊本県(10.93リットル)と続いており、九州の消費量が多い。

一方、最も消費量が少ないのは奈良県で成人1人あたり5.35リットル(偏差値40.1)。これに滋賀県(5.36リットル)、京都府(5.73リットル)、岐阜県(5.76リットル)、愛知県(5.94リットル)と続いており、関西で焼酎の消費量が少ない。

分布地図を見ると南九州で消費量が多く、関西を中心に本州中央部で消費量が少ない。

相関ランキングでは肉用牛飼育頭数や養殖ブリ漁獲量などと正の相関があるのは、九州が上位を占める構造が似ているためだろう。

また、日本酒消費量とは負の相関があり、焼酎消費量が多いところは日本酒消費量が少ない。