都道府県別日本酒酒造場数

国税庁の統計情報から日本酒酒造場数ランキング。ここでは清酒免許場数及び合成清酒免許場数の合計を比較している。

全国の日本酒酒造場は1,879軒で、人口10万人あたり1.48軒。生産量では日本の2倍近い焼酎の酒造場数は973軒と日本酒の半分であり、日本酒は焼酎に比べて小規模な酒造場が多いと言える。言いかえれば地域に根ざした小さな造り酒屋が多いのが日本酒だ。

人口10万人あたり酒造場が最も多いのは福井県で5.16軒。2位は山形県で5.00軒。3位以下は島根県、秋田県、新潟県と日本海側各県が上位に多い。一方、元も少ないのは東京都で0.14軒。これに焼酎王国の鹿児島県、宮崎県と続いている。

酒造場総数が最も多いのは新潟県で101軒。2位は兵庫県で100軒。3位以下は長野県、福島県、福岡県、広島県と続いている。

分布地図を見ると日本海側に酒造場が多い。

相関ランキンでは農業生産額に占める米生産額の割合を比較した米生産額比率や米作付面積率と正の相関が高く、米作りに力を入れているところに日本酒の酒造場が多い。

また、御神酒などでつながりが深い神社数とも正の相関が高く、神社が多いところに日本酒の酒造場が多い。