都道府県別ウイスキー消費量

国税庁の統計情報からウイスキー消費量ランキング。ここでは同統計の「消費者に対する販売数量計」を比較している。

全国のウイスキー消費量は1億3546万リットルで、成人ひとりあたり消費量は年間1.29リットル。全国で最も消費量が多いのは東京都で2.36リットル(偏差値84.2)。2位は宮城県で1.84リットル。3位以下は青森県(1.69リットル)、山梨県(1.63リットル)、北海道(1.60リットル)と東日本が上位を占めている。

一方、最も消費量が少ないのは鹿児島県で成人1人あたり0.56リットル(偏差値34.8)。これに熊本県(0.70リットル)、和歌山県(0.70リットル)、佐賀県(0.72リットル)、滋賀県(0.74リットル)と続いている。九州が下位10県中5県を占めており、ウイスキーの消費量が少ない。

分布図を見ると典型的な東高西低型で、東日本で消費量が多く、西日本で少ない。同じアルコール度数が高いブランデー消費量が西高東低型だったのと正反対の結果となっていて、西のブランデー、東のウイスキーと言えそうだ。

相関ランキングでもサケ消費量や納豆消費量、豚肉消費量、牛肉消費量など東西対立型ランキングとの相関が高く、ウイスキーは東西食文化の違いを表す指標のひとつと言えそうだ。