都道府県別パソコン普及率

全国消費実態調査からパソコン世帯普及率ランキング。全国消費実態調査は、世帯を対象として、家計の収入・支出及び貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を5年ごとに調査しているもので、全国1,003市町村から世帯を抽出して調べている。その中から2009年の「2人以上の世帯」のランキングを計算した。単身世帯は入っていない。

パソコンの世帯普及率は75.9%で、3/4の家庭にパソコンがある計算になる。全国で最も普及率が高いのは奈良県で84.0%。以下、滋賀県、東京都、神奈川県、富山県と続いている。

分布地図を見ると大阪府の普及率は72.4%と全国平均以下なのに、周辺部で普及率が高いのが目立っている。大阪在住者よりも、近県から大阪に通勤する世帯の方がパソコンを使いこなしているということだろうか。この他では本州中央部で普及率が高く、周辺部で低い、同心円型の普及率分布となっている。

相関ランキングでは1世帯あたり貯蓄額や県民所得、最低賃金との相関が高く、経済的に豊かな地域ほどパソコンが普及していると言える。

また、携帯電話普及率やブロードバンド契約数との相関もあり、パソコンと、ブロードバンド、携帯電話がセットで普及しているケースが多いのだろう。