都道府県別25歳以上安全活動人口

社会生活基本調査から25歳以上安全活動人口の都道府県別ランキング。この1年間に安全な生活のための活動をおこなった25歳以上の人数を比較している。25歳未満には学生が多く、大人と行動パターンが違う可能性があるため、「県民性」というサイトの性格も考慮して除外している。同統計では抽出結果から各都道府県の総人数を推計しており、ここではその数字を使っている。

同調査によると、安全な生活のための活動として
・地域の危険場所点検のための巡回
・通学路の安全確保活動
・交通安全運動
・「火の用心」巡回
などが例示されている。

全国の25歳以上安全活動人口は5,146,000人で、25歳以上人口100人あたり5.20人。活動人口が最も多いのは滋賀県で25歳以上人口100人あたり9.50人(偏差値74.7)。2位は静岡県で8.76人。3位以下は富山県(8.29人)、山梨県(7.87人)、長野県(7.84人)の順。一方、最も活動人口が少ないのは沖縄県で25歳以上人口100人あたり2.70人(偏差値30.5)。これに北海道(3.32人)、山口県(3.35人)、大阪府(3.62人)、広島県(3.87人)と続いている。

分布地図を見ると本州中央部で安全活動人口が多い。

相関ランキングでは製造業従業者数、製造業事業所数、建設業者数と正の相関があり、製造業や建設業が盛んなところで安全活動人口が多い。危険が伴うこれらの産業では職場での安全活動が行われているが、ここには職場での安全活動は含まれていない。職場での安全活動の延長で地域の安全のための活動が増えているのだろうか。